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「歌詞の美しさ〜悲恋と冥王星〜」

アラサーのBTSエッセイ Vol.3

雪国からこんにちは!
aimuです♡

最近、オンラインコミュニティの部対抗戦でDynamiteをステージで披露できるチャンスを頂けました!

身体を絞って、ダンス踊れるようにみんなでたくさん練習していきたいです!

FNS歌謡祭やカウントダウンTVなどでBTSを知った方は歌やダンスなどパフォーマンスの素晴らしさやビジュアルに魅せられるだろう。

彼らの素晴らしさをもう一歩踏み込むと、曲や歌詞に心震わされることに気づくだろう。そして、韓国語が出来ないことを後悔するかもしれない。
そのくらい、韓国語自体や韻の美しさ、世界観の作り込みに胸を打つ。

今回はアルバム『Loveyourself 轉tear』から、「134340」という曲をご紹介したい。

134340』

「134340」という数字の羅列は冥王星の小惑星の番号。

この曲は別れた彼女、終わった恋と惑星から準惑星へと格下げされてしまった冥王星とをリンクさせている。

一時は太陽系に属していた冥王星がエリスの発見により、太陽系から追い出される。

一時はあなたと恋人として過ごしていたのに、あなたはわたしをあなたの世界から追い出し、無かったことにした。

あなたに未練があり、から周りするわたしと、太陽系の惑星から準惑星になり地球の周りをまわる冥王星。

2つの対比が哀しみを感じさせながらもジャズ調のシックな曲に乗せて、芸術に昇華されている。

「Dynamite」や「boy with luv」みたいな多くの人に好まれる明るいアイドルっぽい曲が有名だけれど、タイトル曲になっていないアルバムやミックステープには、惑星、ギリシャ神話、村上春樹、マインドフルネスなどを題材にした名曲がたくさんある。

「音楽」というBTSの土台の強さを改めて感じて感銘をうける。

ラッパーのシュガさんに音楽作りで大切にしてることは?と聞いたら「トレンド」って言ってたそう。

正直、人気なんだから、ちょっとカッコ良い恋愛メインにしたアイドル曲とかでも売れそうだけど、トレンドを分析しながら自分の作りたい音楽を作っていく、その美学というか誠実さに心落ちていく人もいるんだろうなあ。

BTSはパフォーマンスも素晴らしいけれど、土台のところで圧倒的なクリエイターだからこそ、グループやパフォーマンスに当事者としての説得力があるんだろうなあ。

使っている言葉や文脈にはその言語を使う民族のアイデンティティが如実に反映されている。

お米が通貨に変わるほど重要だった日本は米に関する言葉が多い(白米、玄米、米ぬか、稲、田んぼなど)、しかし、そこまで米が重要でない英語にはRiceで済ませられる言葉がたくさんあったりする。

おなじ黄色でも、日本ではポップなイメージカラーだけど、タイでは王室が纏う神聖な色だったりする。

そんなふうに、同じものでも韓国で使われている意味の異なるシンボルや韓国語の美しさやアイデンティティを存分に活かしたBTSの曲をネイティブとして、聴いてみたいなあと思うのである。

気まぐれに書くBTSコラム♡
また次回〜

Aimu

去年の6月にBTSにハマったアラサー。コンセプトも曲も生きる姿勢も大好き♡韓国ドラマ、韓国料理やコスメも大好き♡愛用中♡
2015年ごろ、池袋に住んでた頃は新大久保に時々出没。会社の仕事でたまたま超新星(現Supernova)のライブに行く。TroublemakerやHyunAも好きだった。BTSについて独自の視点で発信中!

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