●登場から圧倒的な爽やかさとスタイルで視線を釘付けに。
まるで映画の予告編のような映像とともに会場のボルテージが上がる中、Busker Buskerの『桜エンディング』を歌いながら登場すると会場は悲鳴にも近い歓声に包まれます。
白いシャツと黒いスラックスというシンプルな装いは圧倒的な爽やかさとスタイルの良さを一層引き立て、全視線が彼に集中。
チョンヘインは嬉しそうに会場を見渡し少し緊張した様子で歌い上げると、くしゃっと笑い
「お会いできて嬉しいです。とても会いたかったですし、いつもみなさんは僕が苦しいタイミングで見事に力になってくださいます。ありがとうございます。」とオープニングの挨拶をしました。
今回のファンミーティングでは事前にペンライトが配布され会場を盛り上げることができるような演出が。そのことについて聞かれると「まず言葉では表現できない気分で、とにかく皆さんの貴重な時間をくださったので、いい時間、幸せな時間を過ごしましょう」と話し、また「想像以上に多くの方がいらしたのでペンライトが宇宙のようで緊張しました」とも話しました。一言一言深く考えながらゆっくりと温かい言葉を紡ぐ様子に会場は歓声とほっこりした雰囲気に。
●ファンミーティング名『へインスタグラム』にちなんだチョンヘインの詳細を知る映像『TMI』にファンは興味津々
●へインスタグラム ストーリー…ドラマと映画、CMでチョンヘインの経歴を振り返る
2014年のドラマデビューから数々のドラマ・映画・CMに出演しているチョンヘイン。ここでは出演作品を通して「俳優」としての経歴を振り返りました。
まずは7月に放送が終了したばかりの最新ドラマ『ある春の日に』について聞かれると…「子どものお父さんの役でした。どの作品も愛着があるのですが、この作品が1番大切になったように思います。最近まで撮影していたので記憶にも残っていますし。演技するにあたって、1番難しかった作品でしたが、その分記憶に残っています。」と語り、見どころについては「この作品を見ると個人的に、愛について考えられる、そして誰かを本当に愛する時には勇気が必要だということがわかると思います。僕が持っている価値観のようなものも作品に溶け込んでいると思います。何よりも自分自身を愛し、大切にするということが本当に重要だということがわかると思います。今は春ではないですが、春のたびに思い出していただける、そんな作品だと思います。」と話しました。
続いて『よくおごってくれるキレイなお姉さん』の名シーンや、「韓国に行くと見ない日はないくらい」と言われるほどに多くのCMに出演するチョンヘインのCM映像を紹介。
特にCMは保険、カフェ、車、コスメなど多種多様。人気の高さを感じると共にドラマとは一味違う一面を見ることができました。CMとドラマ・映画との違いを聞かれると「広告は短い時間の中で集中しないといけない。楽しいが、演技をすることがやっぱり楽しい」と、演技に対する熱い情熱を見せました。
最後に8月28日に公開された人気映画『ユヨルの音楽アルバム』について言及します。
「この映画はラブストーリーで誰でも1回は経験したことのある感覚と、青春時代の青年たちの成長を描いている映画。自分自身の青春を思い返し、まるでアルバムを見るかのような気持ちで見られるのではないかと思います。愛の意味、そしてこれが1番大切だと思っていますが自尊感というもの…自分は愛されるべき人という感覚ですが…これを表しています。
例えば、愛する人の自尊感が下がった時に自分は相手のために何ができるのか、自分の自尊感が下がっているときに相手が自分のために何をしようと努力してくれるか?そんな場面がたくさん出てきます。この映画を見ると、きっと家にあるアルバムをめくるように昔のことを思い出す、そんな作品だと思います。」と話しました。
公開から11日目で既に観客動員数100万人を突破したという『ユヨルの音楽アルバム』。キュンとくる映像と併せて会場の誰もが「見たい!」と思った瞬間でした。
●「ユ・ジホ」に悩み相談!のコーナーではチョンヘインの温かな言葉で感動に包まれる
ドラマ『ある春の日』でチョンヘインが演じた薬剤師の「ユ・ジホ」と同じ白衣を羽織り、集まったファンの方からの相談に答えるコーナー。相談内容とその答えがどれも心にじーんと響き、チョンヘインの「人」としての考え方や新たな魅力を感じる時間に。
○相談1:16歳の息子をヘインさんのように礼儀正しい子にしたいのですが…
チョンヘイン:まずは家庭内の教育が大切だと思います。目上の方を尊敬すること、嘘をつかないこと。大人の方、人に対してどういう気持ちで接するかが大切だと思います。勉強はできなくてもいいと思います。人との接し方が大切です。家庭内の雰囲気がいい気がしますので大丈夫だと思います。
○相談2:自分より相手を優先してきました。役から本当の自分に戻る方法を教えてください。
チョンヘイン:大切な質問ですし、誰でも経験することだと思います。僕も演技をしながら毎回入り込んで作品に集中しますが、終われば自分に戻ります。自分を愛し、利己的になれ、ということではなく、自分を愛してこそ他人を愛せます。1番大切なことは「自尊感」。まわりを愛するのは大切なこと。でも自分を愛してこそ他人を幸せにできる。このことは演技を通して学んだことです。ときには自分にご褒美をあげたり褒めることです。
自分は誰か?と考えることがあると思いますが、自分自身が大切。そうしないとまわりも守れない。決して揺らぐことなくそうしてほしいです。
今日は僕に空いにきてくださっていますね。僕より皆さんが大切です。僕がその中に入れたらいいですが、必ず1番は自分自身です。
あまりにも温かく真っ直ぐな言葉の数々に会場のところどころで涙を流す方も。わたしも思わずホロっときてしまいました。
○相談3:毎日ヘインくんのドラマに集中しすぎて肩こりがひどくなりました。マッサージをしてほしい。
会場全体が驚きに包まれる中、どうするのかと思いきや…なんと、ステージの下に降りていき、実際にマッサージを!!「僕も肩が痛いので。これからドラマを見るときは姿勢を良くしてみてくださいね。」と話しながらニコニコでファンサービス…会場は悲鳴に包まれながらも荒れることはなく終始温かな雰囲気に包まれていました。
ここで悩み相談は終了。全員分やってあげたかった、と残念がる様子が可愛かったです。とても温かく、真っ直ぐで真摯な姿勢からは彼の人柄と思慮深さが伝わってくる最高の時間でした。
●最後の言葉は「自分自身を大切にしてほしい」…ファンへの温かな想いで締めくくる
歌や出演作品、ゲームを通して盛り上がったファンミーティングも終わりの時間。最後に感想を聞かれるとこのように話しました。
続けて「これからもずっとそばにいられたらいい。いつも感謝の気持ちをもって、僕の仕事、俳優も多様な姿と演技をみせられるよう、健康な俳優としてやっていきたい。貴重な時間を割いて来てくださってありがとうございます。」
と話し幕を閉じました。
●「俳優チョンヘイン」ではなく、「人間、チョンヘイン」に触れたファンミーティング
今回は日本での2回目のファンミーティング。前回は『よくおごってくれるキレイなお姉さん』の話題が中心だったとのとですが、今回は最新ドラマや映画、CMまで幅広い活躍を存分に感じるボリューミーな内容で参加したファンの方々も大満足だったのではないでしょうか。
可愛らしい笑顔と爽やかさはもちろんのこと、ファンからの悩み相談では誠実さや思慮深さを感じ新たな魅力を発見することができたファンミーティング。彼自身が作品を通して学び、感じたことをファンの方々に還元し「何よりも自分自身を愛してほしい」と話す姿に会場は感動に包まれました。笑いや感動もありながら終始笑顔溢れる温かい雰囲気で進行し、チョンヘインの人柄が反映されたファンミーティングだったように感じます。
《ファンミーティング概要》
・Jung Hain2019 Official Fan Meeting in Japan“Haeinstagram”
・日時:2019年9月13日(金) 1部 14時〜 / 2部 19時〜
・場所:中野サンプラザ