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photo:曽我美芽

EXID 2019夏のライブツアー最終公演をレポート

EXIDがアルバム「TROUBLE」をひっさげ、自身3度目となる日本ライブツアー「EXID 2019 Summer Live Tour -TROUBLE-」を開催。8月11日の大阪公演を皮切りに、名古屋、福岡、東京の4都市を駆けめぐり、大盛況のうちに幕を下ろしました。

今回はZepp Tokyoを舞台に行われた最終公演、8月16日2部の様子をお届けします。

開場早々にファンで埋め尽くされた場内。男女比は半々、世代も幅広く、ファン層の厚さがうかがえました。

いよいよ開演時刻。ステージにオープニング映像が映し出され、ライブハウスならではの重低音が響き渡ると、会場のボルテージは急上昇。

「ME & YOU」の音源が流れる中、メンバーの登場。ジョンファ、ヘリン、ハニ、LE、そしてソルジと、一人ずつ姿を現すたび、ファンからは大歓声が。光を反射する白とシルバーのカラーを基調に、フリンジが目を引く衣装に身を包んだ5人へ、会場中の視線が集まりました。

登場の勢いをそのままに、オープニングを飾ったのは「ME & YOU」。5月に発表されたばかりの同曲は、今回のツアーが日本初披露でしたが、ファンの掛け声は完ぺき。冒頭から会場はEXIDカラー一色に染まりました。

続く「I LOVE YOU」では、ペンライトのピンクに満たされた空間で、ハートの映像を背にステージを披露。さらに「CREAM〔JPN ver.〕」と続き、EXIDならではのキャッチーな楽曲と上質なパフォーマンスで、開始早々その魅力を示しました。


3曲を終えたところで、オープニングMCへ。「Whoz that girl?」とおなじみの掛け声で始まる5人の挨拶に、再び歓声が沸き起こりました。

ここで話題は1曲目の「ME & YOU」カムバック時のエピソードへ。LEが怪我のためパフォーマンスをこなせず、完全体での披露は本ツアーが初となったことにジョンファが触れると、ファンからは拍手が送られました。

また、2階席に向けた「私たち見ます。見えます」というハニの力強い言葉に、「なんか怖いです」とへリンが反応し、笑いが起こる場面も。

さらに「韓国では“暑さをもって暑さを制す”と言います。その言葉通り、外も暑いですけれども、私たちが暑いライブで皆さんを涼しくして差し上げたいと思います」とジョンファ。ハニが「今日の東京公演でEXIDライブツアーは最後です。ですからこの公演では燃え尽きなくてはいけません」と続け、会場の熱気をあおったところで、「そろそろやってみましょう」というヘリンの言葉でパフォーマンスを再開。

続くステージは、4月に発売した日本オリジナルアルバム「TROUBLE」より同タイトル曲。m-floの☆Taku Takahashiプロデュースのこちらは、今までのEXIDにない新鮮なサウンドが特徴。本ツアーがパフォーマンス初披露ということで、ファンは息を呑んでステージを見守りました。

続けて同アルバムより「Every Night〔JPN ver.〕」と「Cookie & Cream」を披露。アルバムを携えた本ツアーならではのパートで、EXIDのさらなる可能性を示しました。

ここでいったんメンバーが退場。EXIDの楽曲にのせて、レコーディング風景や音楽番組のステージ、ファンイベントの様子などがスクリーンに映し出され、5人のこれまでの軌跡を振り返る時間に。メンバー直筆のメッセージも登場し、ファンの胸を熱くさせました。


メンバーを呼ぶファンの声と共に、衣装チェンジした5人が再びステージに登場。それぞれキャミソールやTシャツの上に透け感のあるシャツをはおり、デニムのショートパンツを合わせたカジュアルなスタイルで、キュートな魅力を放ちます。

ここから3曲は歌がメインのステージ。「Midnight」では、手を振るなどしてファンとコミュニケーションを取る場面も。スローテンポな楽曲に合わせてペンライトが揺れ、メンバーはお互い顔を見合わせながら歌い上げました。

続いて「皆さんHow you doin’?」の掛け声によって始まった「How You Doin’」では、メンバーの歌声にのせてファンが大合唱。さらに「Too Good to Me〔JPN ver.〕」では「拍手!」という呼びかけと共に手拍子が起こり、会場が一体に。メンバーとファンの距離がぐっと縮まる時間となりました。

歓声の中、再びMC。LEが「楽しいですか?まじで?」と笑いを誘いながら、次の曲「DDD」の話題に。メンバーが「一緒に歌ってください」と呼びかけ、曲に先駆けて「DDD」のポイントとなるパートを皆で練習。ファンの期待値がさらに上昇する中、ジョンファの「準備いーいでーすかー?」の掛け声と共に、ライブはいよいよ終盤戦に突入。

ここからはEXIDを代表するヒット曲の連続に、会場中が大合唱。
練習以上の盛り上がりを見せた「DDD」に続き、「Ah Yeah」「HOT PINK〔JPN ver.〕」とタイトル曲のオンパレードに、会場の熱気は高まるばかり。メンバーも上着を脱いで応戦しました。

そして「準備しますか?」という掛け声と共に始まったのは「UP & DOWN〔JPN ver.〕」。日本デビュー曲にも選ばれた同曲は、本編最後にふさわしく、EXIDブレイクのきっかけとなった彼女たちの代表曲。盛り上がりがピークに達したところで、センターのハニがハートを作ってラストを飾ると、ステージは暗転。興奮冷めやらぬうちに本編の幕が閉じられました。

そこから約7分に及ぶ熱烈なアンコールを経て、「VAPORIZE YOURSELF!」にのせ、ツアーTシャツに着替えたメンバーが再登場。銀テープが会場に放たれ、ライブはついにクライマックス! 間奏ではコール&レスポンスが行われ、メンバーはボールやタオルをファンにプレゼント。曲の終了後、タオルを投げ忘れたヘリンのために時間が設けられる一幕も。

ここでLEの呼びかけにより、今日の感想を一人ずつ話すことに。
まずはグループのマンネであるジョンファから。ファンがかわいいと呼びかけると、「I knowです」と茶目っ気たっぷりに返し「これで私たちEXIDのライブツアーが幕を閉じます。久しぶりにメンバーと練習室に集まってみるとやっぱりおもしろかったです。皆さんのおかげでそういう時間を持つことができました。本当にありがとうございます」とコメント。

続けてハニは、「ジョンファが言ったように、皆さんと一緒に、そしてメンバーと一緒に、この数日間本当に良い時間を過ごすことができました。そして皆さんから多くのエネルギーをいただいたことに感謝しています」と話したのち、指でカウントしながら、「本当に、とっても、たくさん、ありがとうございます」と日本語で感謝を伝えました。

リーダーのソルジは、「日本に来る前、私たち5人完全体で皆さんの前に立てること、そして久しぶりに皆さんにお会いできることにワクワクしていました。でも今日が最後ということで、時間が経つのが非常に早く感じます。私たち帰ってきますから、待っててください」と話し、「愛してるよ~」と最後に指ハートを送りました。

続くヘリンが「まずは大阪から今日まで、本当にファンの皆さんがたくさん来てくださってありがとうございます」と日本語でコメントすると、会場から拍手が。隣のソルジもうちわを手に応援。さらに「私たち、ファンの皆さんのおかげで公演ができました。次に会うまで、良い公演をするために努力します」と全て日本語でメッセージを伝えました。

最後に「MCをつとめてくれたLEさんに拍手を!」とメンバーが呼びかけ、ファンから拍手が送られる中、LEがコメント。「ありがとうございます。本当にまとめるのが難しいメンバーたち…今も全然集中していません」と話すと、「no no no no!」「ないない~」とメンバーが次々に反応。LEの「ストレスがいっぱい」の言葉に会場は爆笑の渦に。続けて、「冗談です(笑)。今日は本当にありがとうございます。来るたびに私たちのことを覚えてくださっていて、こうして会いに来てくださった皆さんに本当に感謝しています」と話し、5人それぞれの思いをファンに届けました。

ここで写真撮影の時間が設けられ、EXIDのファン名「LEGGO」の頭文字「L」を指でかたどり一同ポーズ。

ラスト1曲を前に会場に惜しむ声があふれる中、5人は「私たちEXIDを愛してくださって本当にありがとうございます。これからも5人をたくさん愛してください。以上、EXIDでした!」と挨拶。

メンバーもペンライト片手に、最後は「Memories」を唱歌。ステージの後ろには過去の映像が映し出され、まさに記憶がたどられる中、ミラーボールの光が会場を包み込みました。

「ありがとうございます」「また会いましょう」とファンに別れを告げ、ステージをあとにするメンバー。

すると空になったステージ上に突如映像が映し出され、そこには「ファンミーティング開催決定」の文字が。別れを惜しむファンに嬉しいサプライズ発表がなされ、大盛況のうちにライブツアーはその幕を下ろしました。

EXIDの魅力がぎゅっと凝縮された本ツアー。
最新曲「ME & YOU」や代表曲「UP & DOWN」では会場が一体となり、「TROUBLE」をはじめとする日本オリジナル曲では新たな一面を披露。
また、ファン思いの彼女たちらしく、積極的にファンとのコミュニケーションの時間が設けられ、魅力を最大限に体感できるライブでした。

本公演最後に発表のあった通り、12月には7日に大阪、9日に東京で、計4回に渡りファンミーティングの開催が決定。

さらに10月のポップアップストアの開催や、ファンミーティング目前の12月4日には日本セカンドシングル「MAGIC(仮)」の発売など、ライブツアーを終えたばかりではありますが、年末に向けて予定は盛りだくさん。

先日デビュー7周年を迎えた彼女たちの勢いは、まだまだ留まるところを知りません!

「EXID 2019 Summer Live Tour -TROUBLE-」
Zepp Tokyo 8月16日2部 セットリスト

1.ME & YOU
2.I LOVE YOU
3.CREAM〔JPN ver.〕
4.TROUBLE
5.Every Night〔JPN ver.〕
6.Cookie & Cream
7.Midnight
8.How You Doin’
9.Too Good to Me〔JPN ver.〕
10.DDD
11.Ah Yeah
12.HOT PINK〔JPN ver.〕
13.UP & DOWN〔JPN ver.〕

<アンコール>
14.VAPORIZE YOURSELF!
15.Memories

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