会場内は、幅広い年齢層のバナ(B1A4ファンの愛称)達で超満員。
母娘で参加している方や、韓国や他の海外から来ているバナの姿も見受けられました。
場内が暗転すると、コンサートのタイトル『〜HIBIKI〜』について、ラジオDJのようにサンドゥル が語るオープニング映像が流れた後に、1曲目の『一緒に歩く道』がスタート。
グレーを基調とした上下のスーツに白いシャツ姿のサンドゥルがステージ上に登場すると、会場からは大歓声が沸き起こりました。
続いて 『もう一歩だけ』(ドラマ『内省的なボス 』OST) を披露し、超満員の会場はサンドゥルの美声に包まれました。
B1A4として日本デビューしてから8年ということもあり、MCはほぼ日本語で進行されました。
『皆さんに幸せな響きを届けにきたサンドゥルです』と挨拶すると、続けて『いつもこの瞬間がいつも一番ドキドキします。僕の話と歌が皆さんの胸に少しでも響きますように、と願いながら、今日も素敵なステージをお見せしたいと思います』と話し、ソファーに座りながら『僕の幼い頃の話』『家』を続けて披露しました。
トークでは、バックスクリーンに映し出されたサンドゥルの子供の頃の写真について、
『かわいかったですか?世界で一番かわいい?今もかわいいですか?』と笑いながら客席に尋ね、客席からは『今もかわいい。今はカッコいい』と歓声があがると、嬉しそうな表情を浮かべました。
『次の曲は片思いの…』というと、客席の反応が早く、思わず日本語で「早っ」と呟くいう場面も。
B1A4の1集に収録されたソロ曲『片思い』を歌った後、韓国のTV番組『覆面歌王』で披露した『冬の手紙』と『応急室』を、圧倒的な歌唱力で客席に届けました。
衣装チェンジをして再び舞台に立つと、発売された2ndソロミニアルバムから『雨の音』『この恋』を披露。
その後、B1A4のメンバーシヌゥが作詞作曲した『斜線』のイントロが流れると、それまで着席していた観客が一斉に立ちはじめ、聴き入るスタイルから一緒に楽しむスタイルへ。
続けて、韓国で発売した2作目のアルバムタイトル曲『天気の良い日』を披露しました。
『終わってしまった過去の恋や、眩しくキラキラしていた思い出を、天気がいい日に忘れようという曲です。この曲は別れの曲でもありますが、苦しんでる全ての人に、全てうまくいくよ、青空を見て心配なことを忘れてしまおう、と慰める感じの曲です。
皆さんにも、慰めと癒しをあげられる曲になったらと思います。』と曲紹介をしました。
また『斜線』について、『(斜線は)シヌゥさんが軍隊に行く前に作ってくれた曲です。』と紹介し、
『僕とバナがシヌゥさんに、曲を作ってくれてありがとう、と一緒に言いましょう』と呼びかけ、サンドゥルが『シヌゥさんー』と言うと、客席からは『ありがとうー』と歓声が上がりました。
日本のバナ達に準備したプレゼントとして、MISIAの『Everything』を披露。
『この曲が好きでたくさん聴いて歌ったりしていましたが、皆さんにお聞かせすることができて嬉しいです。』と話し、
続けて、『新しいアルバムとコンサートを一緒に準備したことが本当に大変でした。僕が一生懸命に準備したアルバムとコンサートで、バナが幸せになって本当に嬉しいです』と心境を伝えました。
その後B1A4の名曲『This time is』を熱唱し、『Fly High』(ドラマ『初対面で愛します』OST) 、『心を飲み込む』(ドラマ『雲が描いた月明かり』OST)を歌い、会場は最高潮に。
『今日はいかがでしたか?』とサンドゥルが尋ねると、『最高!』と客席から反応があり、『最高サンドゥルです』とおどける場面もありました。
『バナのおかげで僕が最高になります。いつも皆さんに幸せな響きをお届けしたいと準備しましたが届きましたか?』と話すと、
『皆さんのおかげで追加公演が決定しました』
と、7月27日メルパルク東京ホールでの追加公演の告知とともに、『7月公演でも皆さんにお会いできたらうれしいです』と、しっかりアピール。
その後、2016年に発売された1作目のソロアルバムから『そのままでいて』を熱唱しました。
アンコールではB1A4の『道』(日本語ver.)を歌いながら登場。
『アンコールがあると思ったでしょ?』と微笑みながら、バンドメンバーを1人ずつ紹介。
『歌手、サンドゥル さん〜』と自分自身を紹介し、記念撮影では『1、2、サンドゥル』 と掛け声をするなどお茶目な一面を見せて、会場を盛り上げていました。
トークの最後では、初のソロコンサートやバナについての心情を吐露しました。
『色々心配も期待もしていたコンサートが、あと残り1曲となると嫌な気分です。
いつも変わらずにそばにいてくれるファンの方にありがとうございます。愛しています。
大きな愛情をいただいていますが、僕の選べる道は、僕が一番うまくできる音楽でしかないと思います。
これからもソロやB1A4で、バナを幸せにしたいと思っています。』
そう伝えると、客席からは涙を浮かべるバナの姿も見受けられました。
最後に披露する曲『大丈夫』の曲紹介では、
『生きていると誰にでも大変な時があると思います。もちろん僕にもありました。
辛い時に僕がききたかった言葉を込めた曲です。
この曲を聴いて、バナの皆さんは辛い思いをしないでほしいと思います。』と、最後の曲『大丈夫』を披露し終演しました。
今まで数々のミュージカルや、歌唱力のある人物だけが出演することで有名な『覆面歌王』や『不朽の名曲』に多く出演しているだけあって、アイドルの枠を超えた圧倒的な歌唱力で約2時間のコンサートを楽しませてくれました。
歌唱中の真剣な表情がとても格好良く、トークになるとよく笑う、優しい表情がとても印象的でした。その振り幅が、サンドゥルの魅力のうちの1つだと思いました。
【公演タイトル】
2019 SANDEUL 1st CONCERT in JAPAN ~HIBIKI~ Again
【公演日時・場所】
日程:2019年7月27日(土)
会場:メルパルク東京ホール(東京都港区芝公園2-5-20)
時間:17:00開場/18:00開演
【料金】 全席指定 前売り ¥10,500(税込)
【出演】 サンドゥル(B1A4) <スペシャルゲスト>ゴンチャン(B1A4)
【主催】 B1A4ジャパンオフィシャルファンクラブ/ WM ENTERTAINMENT
【協力】 ぴあ
【問合せ】
チケットぴあインフォメーション 0570-02-9111(10:00~18:00)