■1THE9とは?
グループ名の読み方は『ワンザナイン』。メンバーはヨンハ(リーダー)、テウ、スンファン、イェチャン、ジュンソ、ドヨム、ジンソン、テッキョン、ソンウォンの9人。ファンの呼称は『ワンダーランド』。
MBCで2018年の11月から2019年2月まで放送されたサバイバル番組『UNDER19』出身。番組名の通り参加者は19歳以下に限定され「ボーカル」「パフォーマンス」「ラップ」の3部門、各19名ずつ計57名の中から勝ち抜いた実力者です。
■1THE9 1stJAPAN CONCERT 〈Wonderland of 1THE9〉レポート
まずはデビューミニアルバム『XIX』に収録されている2曲を披露。1曲目の『The story』が始まると会場内のボルテージが急上昇。続けて曲目の『Domino』へ。9人の動きがぴったりと揃ったカル群舞や高い歌唱力を披露しライトがつくと会場は大歓声に包まれました。
MCが登場するとメンバーが日本語で挨拶。スンファンは「日本でのコンサートでドキドキしています。昼の公演がうまくいったので夜(今回)も頑張ります!」と流暢な日本語で挨拶し会場は温かな雰囲気に包まれました。
続いて最近覚えた日本語についてジンソンは「もえもえキュンっ」と愛嬌を見せ、スンファンは「アゲミザワ!韓国語で‘最高‘という意味だとファンの方が教えてくれました。」と話し笑いを誘います。この会話を機にステージに入る前の掛け声が「アゲミザワ」に…
■完成度が高く圧巻の「ユニットステージ」
ここからは彼らが出演していた『UNDER19』の中で披露した曲を1THE9のメンバーで再構成したユニットステージに突入。
最初の曲、東方神起の『MIROTIC』では曲に合わせて会場から掛け声が入り一気に盛り上がっていきます。
次のダンスブレイクではジンソンとテウが登場。パワフルなジンソンのダンスとダイナミックで大人の色気を漂わせたテウのダンスで観客を魅了。
続いてVIXXの『桃源郷』で扇子を使った圧巻のパフォーマンスが続き、ジンソンとソンウォンはラップを披露。軽快なリズムに合わせて会場内を駆け回る2人と共に場内の興奮が高まります。特にジンソンの真っ赤な髪から覗くキリっとした視線に目が奪われました。
ユニット1弾目の最後の曲はBTSの『FAKE LOVE』。歌唱力はもちろん腹筋を見せるパフォーマンスまで見事に再現。イェチャンが腹筋を見せるたびに会場のいたるところで歓喜の悲鳴が!
ここまではまだ前半戦。この日2回目の公演にも関わらず、完成度が高くパワフルなダンスと安定した歌唱力に驚きと感動を隠せません。
更に驚くことには6月8日に韓国でファンミーティングを行った彼らは今回の日本公演までの準備期間がわずか1週間だったということ。
ジュンソは「ワンダーランドのことを考えたら少しも辛くなかったです。」、テウは「ドヨムが細部まで見てくれたので良いステージになったのではないかと思います。」と話すとドヨムは「これでも優しかった方です。メンバーがしんどいと思ったので…」と話し笑いを誘い、ほかのメンバーも、「メンバー同士が教えながら進めたので短い時間で仕上げることができました。」と話しお互いに敬意を払う様子が印象的でした。
■ユニット第二弾でさらに盛り上がりをみせる
しばらくメンバーとMCの会話が続いた後は再びユニットステージが続きます。まずは番組でボーカルチームのディレクターをしていたCrushの曲、『DON’T FORGET』。しっとりとした歌詞に合わせて抜群のボーカルを披露し会場全体がうっとりとした雰囲気に。
その後はジュンソ、ドヨム、スンファンによるダンスブレイク。そしてイェチャンによるバラード曲『to find you』。甘い歌声と整った顔立ち、抜群のスタイルでこの世のものとは思えないイェチャン。思わず会場からはため息が…。
■クライマックスは1THE9の誕生を振り返り感動に包まれる。メンバーからコメントも
ボリュームたっぷりなコンサートもいよいよ終盤。メンバーが準備をする間、『UNDER19』の映像が流れ、改めてサバイバルを勝ち抜いた1THE9を思い会場は感動に包まれます。
その後、番組内の課題曲でありメンバー達も「僕たちのデビュー曲スポットライトと同じくらい特別な曲2曲。」と話す『Like a Magic』と『Shoot a Star』を披露。 最後にメンバーひとりひとりからファンに向けてコメントしました。
ジュンソ…一生懸命準備してきました。この時間が本当に惜しくないなと思います。本当にありがとうございます。ワンダーランド愛してる!(日本語)
ソンウォン…初めての日本コンサートに来てくださってありがとうございます。今日が皆さんにとっていい思い出になったらいいと思います。ありがとうございます。
テッキョン…初めての海外公演を行ってきました。みなさんがエネルギーになってくれて僕たちにとって大切な日を作ってくださってありがとうございます。
テウ…今日2回目の公演ですがワンダーランドのおかげで全然疲れていません。そこでひとつだけお願いを聞いてくださいますか!?「愛しテウ!」(せーの、で会場も応える)
ドヨム…初めてコンサートを行なったにもかかわらずたくさんの応援をありがとうございました。未熟ですがこれからもっといい姿をみせるドヨム、そして1THE9 になります。愛してます。
ジンソン…皆さんの前に立てて光栄に思っています。次のアルバムのときもかっこよく戻ってくるので応援をお願いします。
イェチャン…(日本語で準備しましたが覚えてないのでと手紙を取り出し…)
皆さんのおかげで楽しかったです。日本語がよくわからなくて不便だったでしょう。最後まで聞いてくださってありがとうございました。これからも素敵な姿をお見せします。毎瞬間みなさんのために歌います。みなさんに会って幸せです。愛してます。
ヨンハ…いい思い出をありがとうございます。皆さんにとっても良い思い出になったら嬉しいと思います。今日来てくださった皆様に感謝します。愛してる〜(日本語)
スンファン…日本のワンダーランドと舞台に立てることがとても嬉しいです。また来たいと思います。これからもっと素敵な姿をみせるのでたくさん愛してください。応援してください。愛してるー(すべて日本語)
■アンコール前にはメンバー直筆の日本語で書かれた手紙を公開
■フレッシュでパワフルなステージと温かな人柄が魅力
終始和やかな雰囲気に包まれ、覚えたての日本語「アゲミザワ」で場面を区切っていた微笑ましい場面が多く新たな魅力でファンを魅了した1THE9。
4月12日に韓国でデビューしてからまだ100日も経っていない中での今回の初海外公演。披露されたのは実に15曲、約2時間の豪華な内容でした。
特に今回はこの日2回目の公演でしたが、2回目とは思えないほどフレッシュでパワフルな公演にファンへの真心と本気度、ポテンシャルの高さを感じました。
3月から韓国で放送されたリアリティ番組ではまだぎこちなかったメンバー同士も今ではお互いを思いやり尊重しながら温かいチームへと成長。ファンへの愛情も隠すことなく見せてくれました。
もともとは「ボーカル」「パフォーマンス」「ラップ」に分かれていたもののそれを感じさせず全てがハイレベルだったのには驚きでした。
■来日中の活動
【1THE9 1stJAPAN CONCERT 〈Wonder land of 1THE9〉】
6月15日(土)豊洲PIT 1部13:00 / 2部18:00
6月17日(月)なんばHatch 1部14:00 / 2部19:00
【1THE9 1st Mini Album’XIX’ 発売記念特典会】
6月14日(金) 恵比寿ガーデンプレイス 1部17:00 / 2部19:00
6月15日(土) 豊洲PIT 各公演終了後
6月16日(日) BPガーデンシティ南船場 1部14:00 / 2部16:00
6月17日(月) なんばHatch 各公演終了後
【セットリスト】
1. The story
2.Domino
3.Mirotic(イェチャン、テウ、ヨンハ、スンファン、ジンソン)
4.ダンスブレイク(ジンソン、テウ)
5.桃源郷(ジュンソ、ドヨム、ヨンハ、テッキョン、スンファン)
6.ラップ(ジンソン、ソンウォン)
7.FAKE LOVE(イェチャン、ドヨム、ジュンソ、ソンウォン)
8.DON`T FORGET(イェチャン、テウ、ジンソン、スンファン)
9.ダンスブレイク(ジュンソ、ドヨム、スンファン)
10.To find you(イェチャン)
11.Friday Night(ジンソン、ソンウォン、テッキョン、ヨンハ)
12.Like A Magic
13.Shoot a Star
14.Spotlight
15.We Are Young
尚、1THE9のメンバーが日本語で書いた手紙は公式インスタグラムで見る事ができます。日本語を頑張ってくれたことが伝わってきます!