皆さん、こんにちは!
KLGでは普段、ファッションやモデル関連の記事を担当しているライターのMariです。
こちらのコラムではミニシアター系の韓国映画やWebドラマなど少しマイナーだけれども面白い!皆さんに見ていただきたい!と思った作品を取り上げていきたいと思っています。
今回、ご紹介するのは「Get it Beauty」などビューティー、ファッション番組を数多く放送しているケーブルテレビのOnstyleが手掛けたWebドラマ「ビューティー学概論(뷰티학개론、Beautiology101)」。
ひょんなことから美容専門学校 “K Beauty School”に入学することになった主人公イ・ボンジュがクラスメートとの交流やメイクに関する授業を通じて成長していくというドラマです。
私がこのドラマを見始めたきっかけはズバリ!大手モデル事務所ESteem所属のキム・ジェヨン、イ・チョルが出演していたから。
正直、あまり期待せずに見始めたのですが意外や意外、週に一度の配信日が待ちきれなくなるほどハマってしまいました!
今回はオススメ&私がハマってしまったポイントを中心にこのドラマを紹介したいと思います。
●Webドラマ「ビューティー学概論(뷰티학개론、Beautiology101)」 ティーザー
韓国語の勉強にも!WEBドラマの魅力
Webドラマの長所として1話あたりの長さが短いので(「ビューティー学概論」の場合、1話20分程度)、時間がある時にさくっと見れちゃうのが嬉しいポイント。1話が短いと韓国語を勉強中の方でもストレスなく集中して見れるのでオススメです。
また、「ビューティー学概論」は番組によっては日本からの視聴制限があるNAVER TV Castだけでなく、YouTubeにもアップされるので日本からも楽しむことが出来ます。(「ビューティー学概論」の場合、毎週金曜日19時よりNaver TV Castで配信後、金曜日中にOnstyleのYoutubeチャンネルにもアップロードされました。)
残念ながら英語字幕のみしかないのですが、わかりやすいストーリーになっているので、韓国語力に自信がない方にも是非チャレンジしていただきたいです!
豪華モデル陣が出演!MYNAME ジュンQも!
K Beauty Schoolの生徒役としてEsteem所属のモデル キム・ジェヨン、そしてKLGでもお馴染みのイ・チョルが出演。ヒロインを演じるハン・ジウンとの少女漫画のような甘~い三角関係も見どころ。
俺様だけれども本当は優しいナムグン・ウォンをキム・ジェヨンが、物静かだけど困っているヒロインをいつも助けてくれるチョン・ヘインをイ・チョルが演じています。
また、日本でも活躍しているK-POPアイドルグループMYNAMEのジュンQはこの作品が初の連ドラ出演。食べることが大好きで常に何かを口にしているクラスの癒しキャラ、オ・ドゥイを演じています。
そして、方言で美容に関するウンチクをひたすら語りまくる!という少しうっとうしいキャラクターを演じているのがC-Jes Entertainment所属の俳優 ジンヒョク。
ユチョン主演の「3Days」「会いたい」にも出演、モデル2人のスタイルの良さに目を奪われがちですが彼も181cmという高身長。ジュンQと共に脇を固め、ドラマの中で非常に良い味を出してくれています。
絶対に通いたい!何もかもオシャレなK Beauty School
美容専門学校ということもあって、教室までオシャレなK Beauty School。
なんとここ!スタジオに作られたセットではなく実在する場所なんです。明洞にあるCGV Cine Libraryが教室として撮影に使われました。
CGV Cine Libraryは2015年5月にオープンした韓国初の映画専門図書館で、5つのスクリーンをもつ映画館内に作られた施設。映画の原作本や専門書、アートブックなどが置かれているそう。
CGVでの映画観賞チケット(鑑賞日から7日間有効)でも入館可能なので、韓国映画を楽しんだ後に、K Beauty Schoolの生徒の気分まで味わうこともできちゃいます。
教室だけでなく、制服もオシャレ!
K Beauty Schoolの制服はかなり自由度が高いようで!?校章をつけてさえいればOKな模様。毎回変わる生徒たちの制服も要チェックポイントです。
ついつい買っちゃう?最新メイクアップグッズ
先ほども述べたように、韓国の化粧品ブランド“Innisfree”が全面協力!ということで、劇中に何度もInnisfreeのお店が登場、生徒が使っている化粧品はすべてInnisfreeのもの。
さらには毎話、アイテムの詳しい使い方が説明されるシーンも。宣伝色が強いですが、実際に使っている様子を映像で見ることができてタメになります。なので、ついついほしくなってしまうという、まんまとInnisfreeの戦略にハマってしまう恐れも(笑)。
さらには、ヒロインが“Innisfreeの化粧品の空容器をお店に持って行き、ポイントを貯める”なんていうInnisfreeのサービスを紹介するストーリーには全く関係ないシーンも。
このように一つの企業をこれでもか!!と登場させるのもWebドラマならではのユニークなポイント。
夢のような世界観の中にも共感ポイントアリ!
ちょっぴり鈍感なヒロインと俺様な男の子、そしてとにかく優しい男の子の三角関係という構図は皆さん一度は漫画やドラマ、映画で見たことがあるはず。いわば“テッパン”な設定なのですが、逆にそのお馴染みの設定がこのドラマの良さを引き出しています。キャリアが浅い俳優を多く起用しているので、お馴染みの設定でも既視感なく楽しめるという効果も。
宣伝色が強いと紹介してきましたが、ヒロインに対するナムグン(キム・ジェヨン)、ヘイン(イ・チョル)の感情の微妙な変化がとても繊細に描かれていて、ビューティードラマとしてではなくラブコメとしても楽しめる作品になっています。2人のモデルに思いを寄せられるヒロインがついつい羨ましくなっちゃいます(笑)
ストーリーや設定だけ見ると、ふわっとした中身のないドラマのように思われるかもしれませんが、濃いキャラクターで脇を固め、主要登場人物の繊細な心の変化もしっかりと描き、意外と中身がぎゅっと詰まっている所がこのドラマの面白さなのではないでしょうか?
ドラマのキャッチコピーでは“ビューティードラマ”となっていますが、メイクの話題を軸に三角関係アリ、親との不仲だったり将来への不安だったりと登場人物たちが抱える悩みにもしっかりとスポットライトを当て、少女漫画のような夢の世界の中に視聴者が共感出来るポイントがいくつも織り込んであり、非常にバランスの良い作品となっています。
●「ビューティー学概論(뷰티학개론)」(全10話)
制作:Onstyle
出演:ハン・ジウン、キム・ジェヨン、イ・チョル、ジンヒョク、ジュンQ、チェ・ジヒョン、チョ・ヘウォン
視聴はこちら⇒https://www.youtube.com/playlist?list=PLQ0f_g2mQlLercn7KiXS6lHXdReDim8go
●CGV 明洞駅 Cine Library
ソウル特別市中区忠武路2街 65-9 10、11階
営業時間:(火)~(木)11:00~19:00、(金)~(日)11:00~21:00
※毎週月曜休館
※上映映画、イベントによって営業時間が変更されるので事前に確認を。
http://www.cgv.co.kr/theaters/?areacode=01&theaterCode=0105&date=20160516